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インターネット会報2005年9月号
 
尺八吹奏研究会 第14回演奏会の報告
   箏:菊苑 馨 菊実和 里

 2005年8月28日(日)、尺八・箏演奏会と題しまして、本会第14回目のコンサートを無事終えることができました。
 お越しいただいた方には、改めて御礼申し上げます。また、本会につきましてお世話になりました方々には厚く御礼申し上げます。
 さて、大阪府貝塚市立中央公民館(コスモスシアター)2階視聴覚室という広い会議室といった部屋でのコンサートでしたし、尺八・箏のオリジナルな曲目にもかかわらず70名ほどの方が聴きに来てくださいました。
 出演者も紹介したいのですが、なにぶんまだまだ閉鎖的な邦楽界ですのでそれは控えさせていただきます。 と言いますのも、今回とくに重きを置いたのは流派を問わず演奏会を通して尺八を広めていこうと言うことで、私の琴古流以外に他流派の演奏もあったからです。
 それでは、順を追ってプログラムを見ていきましょう。
 
第1部は「竹の響き」と題しまして
1.琴古流本曲「下り葉」(連管)
2.都山流本曲「夕月」
これは、朗々鳴り響く1部の演奏に、私が第2部の伴奏をさせていただきました。私自身は琴古ですが、都山譜も読めますし、演奏もします。
3.琴古流本曲「山谷菅垣」
  この曲は長らく琴古以外のいわゆる古典本曲を研鑽されてきた虚無僧研究会員でもある方が吹奏なさいました。
4.琴古流本曲「鹿の遠音」
琴古流の秘曲ですが、都山流を長らくされてきた方ですが、琴古流も学びたいということで私のところにお見えになっている奏者と、私(貴志)の連管で吹奏しました。
5.箏曲「千鳥の曲」吉澤検校作曲
  尺八は貴志、箏は当道会大匂当の菊苑 馨先生、お弟子の菊実和 里師の3人の合奏でした。
6.尺八、箏合奏
「知床旅情」「悲しい酒」(歌唱)会場の方といっしょに歌わせていただきました。
 
第2部は 「尺八ー 合奏の楽しみ」と題しまして演奏しました。
 
7.「春の海」都山流の方と 菊苑 馨先生との合奏
8.「雨の水前寺」:私(貴志)と菊実和 里師の演奏でした。特に菊実和 里師はお若いのに素晴らしい演奏をなさいました。
9.「雨」山本邦山作曲 
都山流の方がろうろうと響く音で演奏なさいました。素晴らしいギターとの合奏でした。
このあと「竹田の子守歌」も演奏していただきました。
10.最後は「キビタキの森」宮田耕八朗作曲を、尺八:貴志清一 箏:菊苑 馨師にて演奏させていただきました。
 
 以上、簡単に当日のプログラムを紹介させていただきましたが、流派を越えた尺八の普及を目指している本尺八吹奏研究会の目的にそった形の演奏会になったことを出演者一同喜んでおります。
 また、尺八の初心者、独習者には理解不可能かも知れませんが、こういう微妙な問題を含む演奏会にあえてご参加いただきました他流派のご出演者に心より御礼申し上げます。
 このような演奏会が、近い日、たくさん開催されることを願っております。