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インターネット会報2006年1月号
 
 明けまして おめでとう ございます
本年も皆様方にとって良いお年でありますよう、お祈りいたします。

    「手向」資料(DVD)配布について  貴志清一
 

 この度、高度な音楽性とはまだまだ言い難い私が、「手向」資料(DVD)を作成しましたのは次の2点からです。
1.この音楽性に富む「手向」を広く尺八愛好家、特に私と同じ琴古流の方に吹いていただきたいと考えたからです。もちろん都山流の方も注意深く映像を見ていただければ吹奏可能だと存じます。

2.「尺八吹奏法T」を間違って解釈している愛好家がたくさんいますので、実際の私の演奏を映像にて見ていただきたいと考えました。
 (この前、「貴志氏は口笛を吹くときのように口をとがらせて尺八を吹いていると思っていました」という風なお便りをいただき、愕然とした次第です。口を蛸のように尖らせては、尺八を鳴らせるわけがないと思うのですが。)

1.について
 海童道祖吹奏の「手向」が本来の形ですが、この曲が持っている音楽性は流派を問わないほど豊かなものです。ここでは、琴古流学習者の「手向」演奏によって、海童道以外の流派の演奏が可能なことを示したいと思います。
 また、簡単な吹き方解説もありますので、参考になるかと存じます。
惜しむらくは、演奏者(私)が 故山口五郎師のような高い音楽性と卓越した技術を持ち合わせていないことです。しかし、たとえ凡庸な演奏にしても、このDVDの「手向」が音楽的に価値があるとすれば、それはひとえにこの曲の持っている力だと思います。
 この機会に、海童道祖の演奏を参考に「手向」を吹いてみてはいかがでしょう。
 なお、本資料はハガキに「手向資料希望」と明記し下記へお送り下さい。本資料は500円(送料サービス)にて配布しております。諸事情にて今回は、とりあえず30部のみの作成を予定しております。完売の節はご容赦下さい。

2.について
 さて、本会に寄せられたお便りの中である方が、「貴志氏の演奏を映像で見て驚きました。いままで氏の吹奏は唇をとがらせた“口笛”の形だと思っていました。」とおっしゃっていました。
 口笛を吹くような唇では尺八は吹けないことは、分かり切ったことです。しかし、「尺八吹奏法T」の中で唇に過度な力を入れない感覚を体得するための「口笛練習法」が「唇が口笛の形の吹奏法」と誤解されていたのです。文章というのは怖いものです。もし、この方が一生懸命「口笛」の形のアンブシュアを作ろうという間違った練習を積み重ねていれば上達はおぼつかないでしょう。
 この方は、「古管演奏会」のビデオ見、映像とはいえ私の吹いている口を見てこの誤解がとけたのは幸いでした。確か九州の方だったと思います。とても大阪まではお越しになるには遠すぎますね。
 これは、ほんの一例ですが、「尺八吹奏法T」は文章が悪いのでしょうか、びっくりするような誤解を生み出すようです。本当に反省の至りで近い将来、「尺八吹奏法T」も少し書き改め、「コロ練習法」「喉の鳴る悪い癖の直し方」「合理的な早い運指の練習法」等々をいれて「尺八吹奏法大全」のような本を出す必要を感じております。
 さて、この口笛練習法を口笛吹奏法とした誤解は、私の吹く映像によって解けたという事実は注目するに値します。やはり、参考資料として映像は必要なものだということを実感しました。 
 私の尺八吹奏法Tが今日一つ理解できないようでしたら、いちど今回の手向資料(DVD)をお申し込み下さい。(発行部数が少ない点、ご容赦下さい。)関西方面にお住まいの方は、直接お越しくださるのが理解が早いと存じます。
 

【連絡】
 2006年1月の「尺八の吹き方クリニック」の日は1月22日(日)、場所は大阪府泉南市です。ご希望の際は、「吹き方希望」と明記の上ハガキをお送り下さい。折り返し詳細をご連絡いたします。