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インターネット会報2006年10月号


○尺八吹奏研究会:「尺八吹奏法U」解説講習会が2006年10月28日(土)に実施されます。(詳しくは本文末参照)
○「尺八吹奏法 U」あります。(B5版55ページ頒価1,000円 送料無料)
  (頒布につきましては本文末をご覧ください。)


「尺八吹奏法U」について
貴志清一

 私は、1989年に邦楽ジャーナル誌上にて「尺八吹奏の基礎」を発表し、2000年には「尺八吹奏法T」を上梓、そして今回「尺八吹奏法U」を書き上げました。
 出してから1ヶ月たちましたが、おかげさまで合わせて約300部ご購入いただきました。当初心配しておりました大きな赤字もなく出版できましたこと、厚く御礼申し上げます。

 さて、お送りいたしました方々よりたくさんのお便りをいただいております。
 今、その中より少しばかり紹介させていただきます。

・「(「尺八吹奏法U」は)基礎から応用、および実技に至るまで含まれておりまして、各項目は私の将来にわたっての技術に応じ利用できるものです。このため、技術の向上とともに、各項目がより一層有益になるかと思いますので、本書は各項目ともに良いと感じました。」

・「図解があるので大変わかりやすいです。ただ、横ユリの説明の項で‘一回の息ごとに2回の横ユリがかかるはず’とありますが、どうしてかかるはずなのでしょうか? 一回息を吹き込んでいる間に、2回の横ユリを入れると言うことでしょうか?お教え下さい。」

上記のお二人目のご質問は、おそらく本書を読まれた多くの人が持つ疑問だと思います。
日本語の文書語として、こんな‘かかるはず’というような曖昧な表現をしたのは、一言で言えば、「このタイプの横ユリはたいへん難しい」という理由からです。
お便りの方の「一回息を吹き込んでいる間に、2回の横ユリを入れる」というのは正しく正解です。その通りです。

 ただ、文字で理解しても実際に行うのは大変です。わたくしも未だに完璧にできませんので、毎日欠かさず練習はしています。
 そして、このユリが完璧にできると自由自在なユリの表現ができるのです。通称プロの多くの奏者、一流と言われている奏者でもこのきれいな横ユリが出来る人は少ないと思います。それほど難しいと思ってください。それゆえ「できるはず」と書かせていただきました。
 もちろん、「基本はユリのかけない音だ」というスタイルの流派は横ユリを重視しないのですから、比べようはありませんので、横ユリができないから上手くないというのでは決してありません。
 また、専門家の中でも「斜めユリ」ということで、たてユリと横ユリの間でかけている方もたくさんいるようです。
 ユリに関しては、滑らかな良いユリが難しいので百家争鳴という状態ですので、決して私の言う「横ユリ」だけが絶対だと言うわけでもないかも知れません。

 以上のような理由で‘一回の息ごとに2回の横ユリがかかるはず’と書かせていただいたわけです。
 お便りをいただいた方には、ご返事を差し上げたのですが、もし同じことをお考えの方がいらっしゃいましたら、参考にしてください。
 いずれにいたしましても、たくさんのお便りから「尺八吹奏法U」が何らかの尺八吹奏上のお役に立っていることを知りうれしく思っております。ありがとうございました。

○「尺八吹奏法U」申し込み方法
 同封のハガキに「 U( )部 希望」とお書きの上
 〒590-0531 泉南市岡田2-190 貴志清一 までご投函ください。
 ( 差出人の〒、住所氏名をお忘れなく )
○代金は品物到着後1週間以内に郵便定額為替にてお送りください。
(送料は無料です。一冊1,000円です)

【連絡】
 2006年10月の「尺八の相談日」は10月28日(土)の尺八講習会に代えさせていただきます。
○尺八吹奏研究会:「尺八吹奏法U」解説講習会が2006年10月28日(土)に実施されます。
(要項ご希望の方はハガキに「U講習会要項希望」とご記入の上、
 〒590-0531 泉南市岡田2-190 貴志清一 までご投函ください。
折り返し、講習会要項をお送りいたします。