会報NO.60
  
歌うように、流れるように旋律を吹くには?
…大津市 N氏よりのご質問に答えて…
 
 「歌うように、流れるように旋律を吹くにはどうするかを思い悩んでおります。」とのご質問をN氏よりいただきました。
 
 私自身、自分が満足できるほどには歌うように、流れるように尺八を吹奏することはできません。
 従いまして、お答えする資格が無いかもしれませんが、ここではヒントを述べたいと思います。
 歌うように、流れるように吹くには、まず尺八を十分に鳴らすことです。これが基礎になります。乙ロより大甲のレまで朗々とならす技術が必要です。拙著「尺八吹奏法T」所載の【毎日のウォーミングアップ】で練習してください。
 それができれば、次はユリの鍛錬が大切になってきます。声楽家、演歌歌手、ポピュラーミュージックの歌手で上手な人は必ず魅力的なビブラート(ユリ)をかけています。
 発声のしかたはそれぞれ違っても人が心地よいビブラートというのはよく似ています。
 演歌で言えば美空ひばりなんかは本当によいビブラートをかけます。
 尺八も上手い歌手が歌うようにユリをかけましょう。
 そうすれば、自ずと歌うように、流れるように演奏できます。
 いずれ詳しく述べる予定ですが、自由自在のユリは、縦ユリでは不可能です。必ず首を横に振る、横ユリのビブラートを修得してください。そして、故山口五郎氏のように、最終的には少し大きな息のユリに支えられた横ユリを修得しましょう。
 横ユリでも荒い縦ユリにしかならない場合もありますので、上手にユリをかけられる師匠に何年もついて自分のものにしてください。
 最後に申し上げますが、上手いユリは独学ではほとんど修得不可能だと思います。
 
 
【尺八吹奏研究会の演奏会紹介】
尺八吹奏研究会 第1回尺八演奏会
 
日時 :2000年10月15日(日)午後2時開演
 
場所 :愛ランドハウス(大阪府泉南郡 田尻歴史館0724-65-0045
 
協賛出演 箏 : 菊苑馨
 
第1部 ……尺八・箏の合奏
 
演奏 尺八 井筒武雄、貴志清一
    箏  菊苑馨&グループ遊戯
 曲目
「船頭小唄」「千鳥の曲」その他
 
第2部 ……尺八の歴史からたどる邦楽入門
 
演奏 尺八:貴志清一 箏:菊苑馨
 曲目
@「吉野山」  (『糸竹初心集』の復元)尺八・箏
A「六段」   (八橋検校 作曲)    箏独奏 
B「巣鶴鈴慕」 (琴古流古典尺八本曲) 尺八独奏
C「惜別の舞」宮田耕八朗 作曲)    尺八・箏二重奏
D「春の海」 宮城道雄 作曲)       
E「雨の水前寺」 (宮田耕八朗 作曲)     〃 
 
○入場料500(会場準備の都合で、当日券はありません。)
※6才以下のお子様のご入場は固くお断りいたします。
 
チケット取り扱い:
「尺吹研、第1回演奏会希望」とハガキに明記しご投函下さい。
折り返し入場券を送付いたします。
代金は当日、受付でご精算下さい。
 ※万一、満席の場合はご容赦下さいませ。
5900531 大阪府泉南市岡田2190 
 尺八吹奏研究会 貴志清一 迄
 
○交通のご案内
会場は駐車場が有りませんので電車等にてお越しください。
南海本線 難波〜急行和歌山市行または関空行き〜
泉佐野下車〜(乗換え)普通和歌山市行またはみさき公園行〜吉見ノ里(2駅目)下車、徒歩8分
(お申し込みいただいた方には付近地図を同封いたします。)